Roroのブログ

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欅坂46、日向坂46について思ったことや拡散したいことを発信してしていけたらいいと思っています。

#37 一番好きだとみんなに言っていた小説のタイトルを思い出せないについて。

気付けば12月29日。もう2019年の終わり。時間が経つのは早い。

 

 

こんにちは、Roroです。

 

 

かなり時間が空いてしまいました。今はユニエアやMステ他の音楽番組のおかげでモチベが上がっていますが、この数ヶ月にも坂道の話題は色々あるにも関わらずモチベーション的には停滞気味でした。欅坂46の全ツの東京ドーム公演やひなくり2019とライブには行ったものの、ブログも下書き止まりになるものが多く、結果遅くなってしまいました。自分のブログを読み直してその熱を客観的に感じるようになったあたり、そろそろシングルが欲しい頃だなと思いました。まあ実際、欅の供給が少なすぎる。

 

今回は、上村ひなののソロ曲「一番好きだとみんなに言っていた小説のタイトルを思い出せない」についてです。長いタイトルに気を取られがちだけど、歌詞が意外と面白い!

 

↓↓MV(Short ver.)です。

目次

f:id:roro46:20191218095219j:image

 

楽曲について

この曲は日向坂46にとって3枚目になるシングル「こんなに好きになっちゃっていいの?」のTYPE-Bに収録されている、上村ひなの(三期生)のソロ曲です。改名してから、日向坂46にとってこれが初めてのソロ曲です。

 

歌詞について

↓↓歌詞です。

一番好きだとみんなに言っていた
小説のタイトルを
全然 思い出せないのは
ホントはそんな好きじゃないんだ

好きじゃないんだ

僕がなりたい僕を 追いかけても
腕をするりとすり抜けて
どこか知らない場所へ消えてく

理想なんて
非現実的な
夢物語じゃないか
ただの口当たりのいい
諦めさせないための人参だろ?
遺伝子組み換えされた
そんな欲望の出口
忘却しかないんだ

知らぬ間(あいだ)に
あきらめることだけが
上手になって来た気がする
大人になるっていうのは
そういうことだってわかった
覚えなくていいことばかり
頭に満タンなんだ

一番好きだと自分で思ってた
小説のタイトルが
なかなか 出て来なかったのは
たぶん そんな好きじゃないだけ

人間(ひと)はなりたい自分になれないから
思い悩んで苛立って
妥協しながら見栄を張るんだ

"本当"なんて
自己申告には
説得力がないね
他人から見える僕が
どう思われたいかの口実さ
印象操作するように
知的でスタイリッシュな
イメージが欲しいんだ

そんな軽薄な
本音を軽蔑してる
自分に気づかないふりして
相変わらず僕は ずっと
昔からの嘘を通してる
もう辻褄 合わなくなって
なんだか逃げ出したい

一番好きだとみんなに言っていた
小説のストーリーに
自信がなくなって来たのは
最後までは読んでないのかな

「表紙のデザインもそこに書いてある字体も覚えているのに、
小説のタイトルが思い出せない。
どうしても気持ち悪くて
実家の僕の部屋の本棚も机の上も押入れも探したのに、
そんな小説はどこにもなかった」

それは初めから
あったのかな
想像の中の
記憶じゃないか
どこかで勝手に
作り上げて
大事にして来た
理想の僕だ

一番好きだと自分で思ってた
小説のタイトルが
なかなか 出て来なかったのは
たぶん そんな好きじゃないだけ

一番好きだと言ってた小説を
忘れるわけがないだろう
元々 存在しなかった
誰も知らない何か欲しくて 僕は…

好きじゃないのか
好きじゃないのか
好きじゃないのか
好きじゃないんだ

 

引用元:http://j-lyric.net/artist/a05fbae/l04dc55.html

自分が初めてこの曲を聴いた時、長いタイトルの印象と歌声とサビに耳が行ってしまいました。AメロBメロはかなり早口で、歌詞を知らないと聞き流しやすい部分です。しかしそこがこの曲の最も重要なところであり、サビは比喩なんです。比喩が秀逸な作品は、本当にぴったりハマっていて、完成度が高いなと思わされます。それもこの曲は、曲の主題に比喩を用いるのではなく、比喩自体が曲の主になっているのが面白いと思いました。

 

比喩

比喩として使われているのはタイトルにもあるように「小説」です。それも「一番好きだとみんなに言っていた、タイトルの思い出せない小説」です。「タイトルが出てこないのは、好きじゃないのかな」「ストーリーに自信がなくなってきたのは、最後までは読んでないのかな」と、思い出せない描写がサビにあります。この曲における「小説」というのが何の比喩であるかは、Cメロで明かされます。

それは初めから
あったのかな
想像の中の
記憶じゃないか
どこかで勝手に
作り上げて
大事にして来た
理想の僕だ

1番と2番のAメロBメロに表現された理想が、タイトルの思い出せない小説として比喩されていて、そんな小説は元々存在しなかったんだと歌っています。サビ以外の部分では理想を理想と理解している者でありながら、サビという曲で1番盛りがある部分は理想という小説をかざして「ちょっとタイトルは思い出せないんだけど、これが一番好きな小説なんだ」と見栄を張ろうと頑張る。人間、誰も自分を装ってしまうものです。理想をかざす自分を客観的に見て、分析して、そんな自分は「タイトルの思い出せない小説」だなと歌っているのかな。と感じました。

 

人参だろ?🥕

一番の歌詞に「人参」が出てきます。この「人参」は、公式の正しい歌詞が出るまで「認知」とか、まさか人参じゃないよな聞き間違いだよなと言われてきましたが、人参でした。

理想なんて
非現実的な
夢物語じゃないか
ただの口当たりのいい
諦めさせないための人参だろ?
遺伝子組み換えされた
そんな欲望の出口
忘却しかないんだ

あくまで推測ですが、調べてみると「人参をぶら下げる」という表現からの人参ではないかという結論に至りました。

「人参をぶら下げる」

馬が好物なので、走っている馬の鼻面にぶらさげれば早く走るだろうと言われることから、やる気を起こさせる物や金を提示する

「人参をぶら下げる(にんじんをぶらさげる)」の意味や使い方 Weblio辞書

現実を諦めさせないためにぶら下げられたものが理想。そして、諦めさせないための遺伝子操作された口当たりのいい人参、欲望の出口は忘却しかない、と続きます。でもそのあと、あきらめることは上手になり、覚えなくていいことばかり頭に満タンだ、と歌っていて、ここは綺麗に対になっています。こういう歌詞の細かいつくりを発見できると、すごく気持ちいい。

 

MVについて

理想と現実

世界の終わりは、びっくりするほど呆気なかった。宇宙人がやってくるわけでも、隕石が落ちるわけでもない。世界の終わりは、インスタントラーメンを作るくらい呆気なかったんだ。

そう言って、インスタントラーメンをすすり、曲が始まります。MVにおいてこの台詞は、上村ひなのを表す大切なものだと考えます。「世界の終わりは呆気ない」というのは、何を示しているんでしょうか。

インスタントラーメンはお湯をかけるだけで誰でも簡単に作れる即席麺なので、どれだけ簡単で単純で呆気なかったのかを最大限に表している比喩なんだと思います。核兵器だとかに比べたら、宇宙人や隕石なんていう普通では起こらないようなことで世界が終わるっていうのはとても現実的とは言えない、もっと呆気ない終わり方なんだと言っています。そういうことを踏まえてよく考えると、この「世界の終わり」というのも気になります。自分は「ずっと濁して逃げてきた"現実"に嘘をつく"理想"の終わりは、呆気ない」ということをこのMVの世界観に合わせている台詞なんだろうなと思いました。

 

世界観

MVは、誰もいない学校にて、携帯に送られてきた謎のメールに従いドレスの一部を拾い集めていくことを主軸に、かっこいい上村ひなののダンスが映されています。歌詞の内容を邪魔しない映像なのに、世界観がとても良く出来上がっていてとても見やすく聴きやすいMVだと思います。

 

上村ひなの

「いつでもどこでも変化球、ひなのなの♪」

f:id:roro46:20191229213157j:imageよくぞ自分をここまで表現できたなというキャッチフレーズを持つ上村ひなのは、日向坂46唯一の3期生です。たった1人でもブレないその変化球は、アイドルとしてとても魅力的だと思います。

ミニライブで1回、ひなくり2019で1回このソロ曲を聴きましたが、ずっと鳥肌です。画面越しにも伝わる緊張感。彼女の緊張。引き込まれるような、魅入ってしまうような。本当に凄いと思います。

よく考えたら、一年前の「ひらがなくりすます2018」は、上村ひなの初登場のライブでした。

f:id:roro46:20191225222458j:imageあのライブから一年経って「ひなくり2019」 ではソロ曲を堂々と歌っている姿に、この一年の成長をすごく感じました。

日向坂46の中でも上村ひなのは、アーティスティックな面だけではなく、バラエティ的な面での活躍が著しいメンバーでもあります。

f:id:roro46:20191229211623j:image言わずと知れた名大喜利「元気田支店長」。

f:id:roro46:20191229212729p:imagef:id:roro46:20191229212744p:imagef:id:roro46:20191229212849p:image個人的にこの「○カバヤシ」という回答も爆笑しましたし、凄いと思いました。

 

まとめ

自分が一番好きな歌詞を貼っておきます。

"本当"なんて
自己申告には
説得力がないね
他人から見える僕が
どう思われたいかの口実さ

自分が他人にどう思われていたいか、それが理想の自分であり、この歌の主軸です。歌詞の中でも身近に感じた言葉がこの"本当"であり、共感できた歌詞でした。「まあでも本当はこうなんだけどね」なんていうありふれたテンプレの見栄張りワードに説得力を感じさせられたことに、グッと引き込まれました。この説得力って、歌詞や楽曲から来るものだけではなく、歌唱から感じたものもあるはずです。特にソロ曲って、そういうものだと思います。ソロ曲については過去にも#9で書いています。

#9 ソロ曲について。 - Roroのブログ

日向坂46になって初めてのソロ曲が上村ひなのである、というのは、ひなののキャラクターが確立された証拠であり、歌唱力・パフォーマンス力が認められ、個人の魅力が表れている証拠たと思います。

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唯一の3期生ということが注目される理由の一つになっていることは間違いないですが、それ以上に上村ひなののアイドルとしての魅力がソロ曲をもらう大きな要因になっていたと思います。ひなのの魅力が詰まったソロ曲になっているはずです。

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ソロ曲って素晴らしいよ。