Roroのブログ

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欅坂46、日向坂46について思ったことや拡散したいことを発信してしていけたらいいと思っています。

#32 帰り道は遠回りしたくなるについて。

日向坂46が3月27日にシングルデビューしました!おめでとう!

長濱ねるを中心にした欅坂46のアンダーとして集られてから早3年。カップリングを歌うだけのグループと言われたり、ねるの漢字専任で存在意義を問われたり、とても辛く苦しい時間がたくさんあったはずです。それでも腐らずに頑張り続けた結果がシングルデビューだと思うと、胸が熱くなります。

改名も、初めは自分の中で受け入れづらい部分がありましたが、今は日向坂46という新しい名前がとても素敵だと思えます。日向坂46は、これから新しい坂道の一つとして、たくさんの人に応援され、たくさんの人に愛されるグループだと確信しています。ポカポカキュン。

 

 

こんにちは、Roroです。

 

 

先日NHKで放送された「坂道テレビ」で流れた乃木坂46の「帰り道は遠回りしたくなる」という曲。2018年に発表された曲なのに、なぜか今の自分の心にスッと入ってきました。それから歌詞を意識したりして曲の良さを改めて感じたので、文字に起こしたいと思います。

乃木坂46の曲について書くのは今回が初めてです。欅坂46とは色の違うグループ、その魅力を引き出せたらいいな。

↓↓↓こちらがMVです。

目次

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楽曲について

この曲は、乃木坂46の22枚目のシングル「帰り道は遠回りしたくなる」の表題曲です。センターは、今回で7作目、2018年を以ってグループ卒業となる西野七瀬です。

14th「ハルジオンが咲く頃

深川麻衣

16th「サヨナラの意味」

橋本奈々未

22nd「帰り道は遠回りしたくなる」

西野七瀬

乃木坂46にはこれまで、メンバーの卒業を意識して作られた表題曲がいくつかあります。その中でもこの「帰り道は遠回りしたくなる」は、すごく前向きというか、寂しさや悲しさを超える優しさと笑顔が印象的でした。

 

歌詞について

↓↓↓歌詞です。

好きだった… この場所…

やめられない漫画を途中で閉じて
顔を上げて気づくように
居心地いい日向もいつの間にか
影になって黄昏(たそがれ)る

君と会って
過ぎる時間忘れるくらい夢中で話した
僕の夢は
ここではないどこかへ

帰り道は 帰り道は
遠回りをしたくなるよ
どこを行けば どこに着くか?
過去の道なら迷うことがないから
弱虫(弱虫…)
新しい世界へ
今 行きたい 行きたい 行きたい 行きたい
強くなりたい

Oh!Oh!Oh! 好きだった… この場所…
Oh!Oh!Oh! 一歩目… 踏み出そう!

街灯りが寂しくふと感じるのは
見慣れた景色と違うから
いつもの高架線が見えなくなって
どこにいるかわからない

人は誰も
変わることに慣れていなくて昨日と同じように
今日も明日(あす)も
ここにいたくなるんだ

知らない道 知らない道
あと何回 歩けるだろう
夢の方へ 愛の方へ
風は道を選んだりはしないよ
このまま(このまま…)
ONE WAYの標識
でも 行くんだ 行くんだ 行くんだ 行くんだ
戻れなくても…

君と離れるのは悲しいけど
大事な別れだ
もっともっと広い世界
知らなきゃいけない
いつか(いつか)きっと(きっと)
違う道を選んだ意味
輝く未来のためと
互いにわかるだろう

風のように 風のように
思うままに生きてみよう
過去がどんな眩しくても
未来はもっと眩しいかもしれない

帰り道は 帰り道は
遠回りをしたくなるよ
どこを行けば どこに着くか?
過去の道なら迷うことがないから
弱虫(弱虫…)
新しい世界へ
今 行きたい 行きたい 行きたい 行きたい
強くなりたい

Oh!Oh!Oh! 好きだった… この場所…
Oh!Oh!Oh! 大切な… 思い出…
Oh!Oh!Oh! 好きだった… この場所…

 

引用元:http://j-lyric.net/artist/a0560d3/l0498f1.html

「帰り道は遠回りしたくなるよ」というフレーズ。その心理は、いつも通りの帰り道、見慣れた景色や状況に飽きて、別の道を行ってみたくなることです。この曲を聴くほとんどの人には小・中学校に通っていた時期があるので、毎日同じ道を通う退屈さ、その気持ちがよく分かると思います。自分も分かります。その帰り道に例えて、人生という大きな道をどう進むかを歌っています。

構造的に見ると、誰かに語りかけるような言い方がこの曲のポイントだと思います。「○○してみよう」とか「○○だろう」とか、共感を求めるような話し言葉に近い感覚は、聴く人の心に響きやすいかなと思いました。

 

過去の道

過去の道はいつも通りの帰り道と同じような意味で使われていて、つまり同じ毎日の繰り返しにある日々のこと。別に悪い意味で使われてはいません。繰り返すことで習慣的になることはとても良いことです。ただ、その繰り返しが自分の中で新しい意味を持たなくなったとき、今いる場所から離れるのが怖いからその場に居続けるようではダメだということです。やめられない漫画を途中で閉じて顔を上げて気づくようにふと、僕の夢はここではないどこかへ行ってしまったと悟ったとき、行く道を遠回りするべきなのです。

帰り道は 帰り道は

遠回りをしたくなるよ

どこを行けば どこに着くか

過去の道なら迷うことがないから

まるで、迷いたいみたいな言い方ですね。

帰り道は遠回りしたくなるのに、これまで歩いてきた過去の道を離れたくならないのか?安寧や平凡を求めるのか?いいや、迷いたい、まだ見ぬ新しい世界へ"今"行きたい、行きたい、行きたい、強くなりたい、そう歌っています。

あと曲の中で、この"今"はかなり大事なワードだと思います。

 

風のように

歌詞の中で「風は道を選んだりしない」「風のように思うままに」と、風を比喩に使っています。この比喩は、風を運命に例えているのだと思います。後先を深く考えて行動したり意思を決めたりとかそうではなく、風のように、流れに乗ってきたようなその時々に感じたものに従ってみるのも良いのではないか?という表現だと感じました。

また、AKB48が23th「風は吹いている」で、欅坂46が5th「風に吹かれても」で"風"をテーマに歌っています。「未来へ風は吹いている」「人生は風任せ」という歌詞、近しいものがあると思います。作詞されてる秋元康さんにとって"風"は、運命を感じる自然の流れ、大切なキーワードだと思います。

 

未来はもっと眩しいかもしれない

いつか(いつか)きっと(きっと)
違う道を選んだ意味
輝く未来のためと
互いにわかるだろう

Cメロの「互いにわかるだろう」という歌詞。この「互いに」っていうのは、まだ自分もわからないというニュアンスだと思います。まだ自分でもよくはわからないけど、この道を選ぶことが意味のあることだということです。論理的に説明できないような、直感的なものだと思います。自分がこれから歩く未来のことなんていう分かるはずのないことは、誰がいくら考えても分からないんです。「これなら明るい未来を想像できる」という直感を頼りにすることも、案外大切なのかなと歌詞を見て思いました。

 

MVについて

「運命には分かれ道がある」

「ありがとう」

まあ、これに尽きると思います。f:id:roro46:20190327193506j:image

乃木坂46のMVはストーリー仕立てになっていることが多く、今作もそうです。西野七瀬演じる主人公の運命が二つに分岐し、パラレルワールドのように並行して進んでいく話です。一方では昨日と変わらない学校生活の中で絵の才能を開花させていき、もう一方ではスカウトを受けてアイドルの道を進んでいきます。

異なる運命を選んでいますが、どちらの道にも後悔の表情を見せるシーンはありません。挫折を味わっても、別の人生を選ぶこともできたと感じても、その目はきっと未来を見ています。自分の選んだ道に絶対的な自信をもっているように感じます。これがただ風に身を任せるように選んだ"運命に流された道"だったとしても「これが自分の選んだ道なんだ」と主張しているように感じます。

それはMVの主人公としてだけではなく、乃木坂46西野七瀬としてもです。ドラマ、海外進出、レコード大賞二冠など、おそらく乃木坂46が最も大きく輝いた2018年、卒業してしまうには少し勿体ない気がしますが、逆にこのタイミングで卒業を選んだことが、明確な意識もった卒業であることを物語っていると思います。

 

西野七瀬

なぁちゃん(西野)はNHKの坂道テレビで卒業について「明確な原因や理由があるわけではなく、なんとなく、じわじわ、あぁ今なのかな」という風に言っていました。f:id:roro46:20190326141820j:image
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説得してなんとか引き止めようとしたというメンバーは「なぁちゃんの意思は強かった」と言っています。これを見て自分は、なぁちゃんはこの卒業を絶対に後悔しないんだろうな、と感じました。曲の歌詞は、そんななぁちゃんの前向きな想いが表れていると思います。

何期生にも渡って繋がる巨大なアイドルグループにおいて、時間が経つとともにグループから離れることは自然なことになっていきます。期限が決められた中での活動ではない。だからこそ卒業するべきは今だと感じるタイミングは、間違いなくやってくるはずです。自分は、その時々の現状や周りの反応に揺らがず、そのタイミングに従うことが正しい道だと思います。なんとなくではなく「はっきり言葉にできなくても、今じゃなきゃダメなんだ」と心の底から言えるというのは、きっと素晴らしいことです。

 

戻れなくても

#26で書いた日常と欅坂46のブログ。この曲はそこに通ずるものがあると思いました。

欅坂46は、同じ場所に居続けることはありません。安定を図ることなく、変化を求め、常に新しい自分たちでいます。それは私たちが日常を捨て続けることに等しく、とても難しいことで、とても怖いことだと思います。それにその不安定さは時に、見ていられなくなるほどになることもあります。でもそれは彼女たちの勇気の証であり、成長の証です。

日常を守って生きる自分は、なんて弱く意志のない人間なんだと思わされます。

#26 日常と欅坂46のブログ。 - Roroのブログ

青春の7年間を乃木坂46で過ごせば、彼女にとってはそこが日常。それは振り返ればみんなで作り上げてきた眩しい過去であり、好きだったこの場所、今日も明日も居たくなる場所です。その輝くような毎日から離れ、新しい一歩を踏み出す勇気。もう戻れないと分かっていても、そこに後悔を一切持ち込まない決意、揺らぐことのない芯の強さ、人間として尊敬できます。

 

まとめ

この曲を要約すると「次行くべき道がわからなくても、風のように思うままに進めばきっと未来は明るい」という感じだなと思いました。自分の未来について、具体的に「ああしなさい」「こうしなさい」と歌詞に書かれないことって、聴く側として気持ち的にすごく楽だと思うんです。君の思うままでいいんだよ、って包まれるような書き方が自分はとても好きです。

 

乃木坂46

これまで多くを考察してきた欅坂46の楽曲と比べると、心情の表現の仕方に大きな違いがあると感じました。欅坂46は心の奥深くまでさらけ出した歌い手が懸命に伝えてくるメッセージを目で受け取る感覚。対して乃木坂46は情景描写に感情を乗せて伝えてきます。ひょっとしたことに自分の心を重ねる、それがなんとも切なくて、感度の高い感性を耳から感じさせてきます。欅坂46の良さとは違う、乃木坂46にしかない魅力がわかった気がします。

 

最後に

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例えば、アイドルになることが夢だとします。その夢が叶ってアイドルになって、途中挫折や苦悩を味わいながらもアイドルグループとして大きくなって、いつしか1人のアイドルとしても人間としても成長した。走って走って走り続けた。そこでふと歩みを止めてみたとき、自分は何を思い、何を考えるのでしょうか。未来は見えるのでしょうか。

自分にそんな大きな夢はないし、もしあっても、抱いた夢が10代20代で叶ってしまうことなんてそうそう無いと思います。けど、もし叶ってしまったら。きっとその先どうしていいかわからなくなって、その場にいれば大丈夫だと感じてしまうと思います。「弱虫」というフレーズは、そんな人に向けた歌詞だと思いました。

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ふと新しい道を歩きたくなるのは自然なことで、誰にも訪れる瞬間だと思います。ただ、その道を選ぶかは自分次第で、選ぶことを迷っているならこの曲を聴くべきだと思います。

帰り道を遠回りしたくなった自分を信じきれないような「弱虫」を後押しする、そんな想いを含んだメッセージがこの曲には込められていると思いました。